大正琴のコンサートって思えばはじめて見ました。
みな免許をお持ちの先生方だけあって、どの演奏もステキ。
たいようしじんきでしたか、ペヨンジュンさんのドラマの主題歌などは、
20人ほどの大演奏でした。楽器は大正琴とドラムだけなのに、
オーケストラのような音の重なりがステキでした。
私たちは、途中ゲスト出演で10分!
8時間くらい演奏し続けることがある私たちとしては、この時間は非常に貴重な時間!
だらだら、徐々に云い感じになってきたどーあ、しっぱいしたどー、あ、うまくいったどーでは全然だめなわけです。
しかも、ガムラン達を出したり引っ込めたりする時間もこみで10分、
しゃべったりもしたいし、ということでかなりタイトな出演時間。
でも、そこで出会った舞台製作の方々の迅速かつ妥協しないお仕事ぶりのおかげで、
てきぱきとセッティングは進み、最高の形でステージを踏ませてもらうことができました。
10分だからこその、印象に残るようなステージ、とはどんなもんでしょう。
派手なことをする、スピード感をだす。短い時間にいろいろな曲をする。
考えつつ、
最終的には、
ちょっとだけのことを、ゆっくりやる、ゆっくりしゃべる、ことに。
舞台つくりはプロの方がてきぱきやってくださるので、
ゆーっくりあるいて舞台にあがり、ゆっくりマイクに口を近づけて、
のんびりしゃべる。
そして、ゆっくりとサンダルをぬいで、楽器に座る。
いくつかのキャラクターの曲をゴンでつないでとまらず演奏。
うたう表情、目や手の動き、お客さんを見つめながら、なんとか落ち着いて演奏すること。
そんなことをどこかで意識しながら演奏すると10分は長くて、十分な時間でした。
私はガムランをはじめて今年で10年目になるのだけど、
最近ジャワ舞踊を習いはじめた。
まだまだぜんぜん踊れないけど、動くこと、自分の体に意識をすること、
その感覚が、少しずつ眠りから覚めつつあるように感じる。
スポーツをしていた学生時代でも、残念なことに、そこに意識や、思考をもっていききれてはなかった。
だから、つまんないところで限界がきてしまったのかなぁ。
時間がかかったけど、やっと、そこのスタートラインに私はたちたいと思うようになりました。
ーイベントのお知らせー
日時:2009年6月21日(日) 開場13:00 開演13:30
場所:ユーアイホール(茨木市民会館大ホール)
主催:琴城流大正琴琴翠会
大正琴のコンサートなんですが、その中でちらりと出演します。
SwaraSulingをもとに、新しいバージョンでと思っています。