3月31日は、京都府向日市でお花見をしました。
国際結婚で生まれたこどもたちとその親のサークル「和ールド」での集まり。
前回は、旧正月に集まりましたのでひとつきぶり。
前回よりたくさん集まり30人を超えてにぎわいました。
心配だったお天気もこの後は回復していきました。
今回声かけをしてくれた京子さん。ダンスと料理が上手でしっかりしている!
和ールドの大好きなところは、誰も何も決めてないのに、おだやかにいい感じに時が過ぎていくところ。
集まってどうも~と言っている間に誰かがおもむろに弁当を広げ、その後滑らかに弁当タイムへ。
食後はおやつ。メキシコ人のラウラがケーキを作ってきてくれた。季節感のある色合い、クリームチーズの甘酸っぱさが最高。手にしているのは京子さん。
これを、しっかりものの中国人の稲美さんが切り分けてくれます。
16等分されたケーキを、どう分ければいいでしょう。
いい具合に8家族だったので、1家族2切れにしよう、そうしようそうしよう。
こんなお菓子も回ってきました。
これはパキスタンのお菓子で、甘味、酸味、辛味全部が入っている複雑でスパイシーでおいしいお菓子でした。この袋を見て、バングラデシュのパパが、「おおおお!これめっちゃすきや!」とテンションあげていました。
お菓子をくれたのはアリさん。
こちらはメキシコと日本のダブル、大地君と、インドネシアと日本のダブル、ごん君。
二人は赤ちゃんのとき顔がとっても似ていたのだけど、それぞれに違う味をかもし出してきましたね。
はじめて参加したこどもたちも、すぐ仲良くなって広場をかけまわる。
木のぼりをはじめるこどもたち。
地域見回りのおじさんたちがいて、これはまずいなぁと思ってると、
ごんくんがおじさんに「木にのぼってもいいですか」と聞きに言った。
案の定、だめっぽいんだけど、おじさんもやさしいです。どうしてのぼるのがよくないかをゆっくり説明。
「わかった?」と聞かれてごん君うなずく。「それでものぼりたいの?」と聞かれてやっぱりごん君うなずく。
そんなやりとりもあったのだけど、少しするとまた誰かがのぼりはじめるという。おじさんはもう何もいいませんでした。
その後は、こおり鬼をしたり、だるまさんが転んだをしたり、風船で遊んだり、野球したり、色々。
久しぶりにこどもたちと同じように走り回って、自分の運動不足を実感。ダッシュができなくなっているなぁ。
お母さんたちとのおしゃべりも楽しい。スペイン語、中国語、英語、日本語が飛び交います。
4月から小学校へ通うこどものいるお母さんが、先輩たちにいろいろ聞いている。
日本語ができないお母さんは、学校からの手紙ややりとりに不安をもっていたりもする。
和ールドメンバーが同じクラスいたらこころづよいのになぁと言ってると、
「全然だいじょうぶ、なんとかなるわよ」と誰かがいう。「そうだよね~」とみんな。
学校のしおりをあけて、何が描かれているのか質問するパパ。
上靴袋、給食服袋、体育館シューズ入れ、うがいコップ袋、などなどどんだけや!という袋の数。
かくいう私もこの袋の準備がおっくうで、3月末日までやる気が起きずなんの準備もできなかった。
そんな折、先輩母さんが一言!「スーパーの袋で十分!」
後輩「そうなんすか、そうなんっすか!?」
「ちゃんと名前はかくんやで!使い終わったら捨てると!」「はい、先輩!」
そんなこともあって、パパもずいぶん安心しているようでした。
いろいろ規格があったり、決まりごとが多いような気がする小学校生活でしたが、
結局、いろんなアイデアで乗り越えていけるんだろうなぁと私もとても気持ちが楽になりました。
いろんな考えの家族があるわけだから、周りを見ながら、取り入れられる工夫を探していこう。
「バスケの試合のチケット買ってあるからもういかな!」とパパ。
みんなで集合写真をとりました。
(この間にトイレに行っていたりコンビニにビールを買いにいってる人もいたりしたんだけど、
まあいいや!ってことで撮りました。
たくさん遊んで楽しかった!
こどもが大きくなるにつれ、引っ越したり、仕事をはじめたりと、どの家族にも変化はおとずれ、
しょっちゅう集まれるわけではないけれど、
いつ集まっても居心地がよくのんびりとした雰囲気のこのサークル。
いろんな考えの人たちからいろんなアイデアをもらい、
そして心の中がパワーで満たされる。いろんな種類のパワー。まるでパキスタンのあのスナック菓子のよう。