ワヤン・クリとは
ワヤン・クリ(Wayang Kulit)は、水牛の皮の透かし彫りでつくられた人形(人形そのものもワヤンという)を白い幕(クリル)に投影しながら演じられる、インドネシアの伝統芸能です。(ワヤンは影、クリは皮の意)。
こちらに展示されているのはインドネシア、ジャワ島のワヤンです。ジャワでは誕生祝や結婚式、独立記念日等の行事や村のお清めなどの儀礼の際に、夜9時頃から翌朝5時頃まで
、ガムランの音色とともに夜を徹して上演されます。その様子は、まるで縁日の賑わいのような雰囲気で、人々の暮らしの中に息づいています。2009年、ユネスコ世界無形遺産にも登録されました。