ガムラン&ワヤンHANA★JOSSのイベント情報です。
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旧暦のお正月を祝いました。
2013年2月10日は旧暦の新年一日目にあたります。
この日ハナジョスは、中国、ペルー、インドネシア、日本にルーツをもつこどもたちとその親であつまり、
正月を祝いました。
中国では、大晦日にたくさんのご馳走を作って家族が集まりお祝いをするのだそう。
そして一日目は少し胃を休め、
二日目からは親戚の家を訪れ、飲んで食べての大宴会が8日間ほど続くのだそう。
友人いわく、二日目はどこ、三日目はどこ、四日目はどこの家、と親戚間でルートが決まっており、
さらには昼はどこ、夜は誰の家まで決めて一族80名ほどが集まる会が続いていくのだそうです。
そんな時、村では椅子や食卓や食器をお互いに貸し借りするそうで、
それも、いくつかの家の集まりが重なって村中が食器不足、という状況にならないために、
村でもおおよそ、誰それは何日目に自宅に親戚が集まるか、というようことも、うまいことシフト制になっているらしい。

縁起ものなのでお料理は決して食べきる量ではだめで、余るほどたくさん作る。
最近はそれが大変になったそうで、そこにお正月主張シェフビジネスというのが生まれ、
事前の打ち合わせで料理と人数と、そのための材料をピックアップ、当日お母さんは材料さえ買出しにいきそろえておけば、あとはシェフがやってくれるという。
なかなかに便利なようで中国のお母さんたちは活用しているそうです。
都会では家で食べずに外食することも最近ではあるそうですが、たいがい「高いわりにまずい」「量が少ない」「やっぱり家で食べるのが一番」という話になるんだとか。
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今日のメインはお鍋。家長であるパパが大変にまめな方で、
こういった集まりではいつも台所に立ってくれるので、ママたちはそれをよいことにひたすらおしゃべりをします。
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鍋は炊き出し。普通の鍋ですが、たれは中国から買ってきたもので、豆が発酵していて、味噌に似ている味でした、これがうまい。
私は友人にいただいたヤマモモ酒を持って行きました。
キムチは鶴橋といろいろまぜこぜ。
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子どもたちも遊びを中断し食べています。
この子たちはみな京都府向日市で生まれました。
今日集まった親たちで、「和ーるど」というサークルを作り、
幼稚園に入る頃までは月に一度集まって活動していました。
そこから数年たち、次の4月には小学校に通うこどもも。
細く長くでも、こういう交流が続いていけばと親たちは思うのでした。

鍋をひたすら食べながらひたすらおしゃべり。
中国の教育事情で特に話が盛り上がりました。
中国では、こどもは「いい」大学に入るまで、ひたすらに勉強をするのだそうです。
中学校は、朝7時半にはじまり、夜10時まで学校で勉強をするのだとか。
小学校でも、夜の授業があるところもあったり、成績に応じて優秀なクラス、普通のクラス、その下のクラスという風にクラスわけがされるのだそう。とにかく生まれたときから競争をさせるのだそうです。
中学校の3年間は高校受験のため、高校3年間は大学受験のために、とにかくものすごい時間を勉強に費やす。
いい大学に入って、いい大学院にはいり、いい職につくというのが、成功イメージ。
その競争社会からこぼれると、もう二度とそのレーンに戻れることはないそうです。一生日雇い労働者として生きることになるのだとか。もしそういう道に進んだ親は、次こそはと、こどもに借金をしてでも勉強させ、自分の同じ道を歩ませないように必死に努力するのだそう。
学歴によって、つくことのできる仕事が全く違い、給料・保障なども何倍何十倍と違うことになるのだそうで、
一人っ子である子どもに、両親、おばあちゃん、おじいちゃんの計6人が惜しみなくお金を使い、
とにかく上を目指して走り続ける、それ以外に道はない、とにかく勉強をするしかない。というのでした。
たとえば、大学時代に休職して、他の国を旅行してみる、そんなことはあるの?と聞くと、
絶対にありえない、と中国の友人は口をそろえていうのでした。
そんなことをしたいなら、どうぞ退学してください、という感じとか。
京都大学に留学中の中国人の女の子もいましたので、
その子に中国での学生時代は楽しかったの。と聞いたら、
全然楽しくなかった、つらかった、テレビを一度もみたことがない。朝から晩まで勉強。
家では朝ごはんしか食べない。昼ごはんも夜ごはんも学校で食べた。というのでした。
日本にきて、日本の学生をみて、みんなのんびりしていて大変驚いたのだそうです。
日本のように、運動会でみんながんばったから一等賞みたいなことは、
中国ではありえないし、それは非常におかしいことだと思う、とも言っていました。
確かにそれはどうかと思いますね。
でもそれにしても、この中国の教育制度はなんかもういろいろ超越しまくっているなと非常にびっくりしました。
私の友人は日本で暮らすことを選択しているわけだけど、
中国のお父さん、お母さんは元気にしているの、と聞くと、
兄弟が面倒をみてくれるので大丈夫とのことでした。
しかし、今は一人っ子政策で、ある条件を満たす家族以外は、
子どもを一人しか生めないとなると、兄弟がみてくれる、という状況もなくなるわけで、
この教育も一人しかこどもを生んではいけないという法律も、なんだかすごいな、と
かなり動揺もしてしまったけれど、貴重な話を聞けました。

そんなこんなで、鍋のしめは中華麺で、そうしているうちに
デザート第一弾
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もち米であんこを包んだ、湯だんご、というお菓子。
お湯にもち米が少しとけて、だんごを食べたあとにお湯をのむとあんこの甘さがすーっと消えてとても素朴なあたたみのあるお菓子。
続いてデザート第二弾
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なつめ、蓮の実、クコの実、白きくらげという、貴重な食材でつくられたスープ。白きくらげはじっくり長時間煮込むことで、とろみ(コラーゲン)が出るのだと知りました。サラダで食べるようなこりこりとした触感とは全く違います。
さらにデザート第三弾
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竜眼の実 これまた薬にもなるような食材で、女性には特にうれしいたべものです。
イチジクのような、ライチのような味わい。

このあとさらに、インドネシアのテンペクリン(テンペとピーナッツをかりかりに揚げたもの)を食べたり、
スナック菓子を食べたりと、4時間くらい食べ続けてしゃべりつづけて、会合は終了したのでした。
お料理上手な中国人のママ。
ここでもまたふと思ってしまう。先ほどの教育制度。
そんな朝から晩までずっと勉強して大学にはいって、就職したら、
いつ料理を学ぶんだろう。
それこそ、料理以外にも、雑学を学ぶとか、適当に遊ぶとか、バイトをしてみる、とか
そういう日本では大人になるまでに普通に経験することが
一切ないのか。。と思うとまた心が動揺するのでした。


さてこどもたちは大きな喧嘩もなく、親にほったらかしにされても全く問題なく、鍋としめの麺を食べた後は、ずっとずっと隣の部屋で遊んでいました。
夜ごはんは食べられない、という満腹感で帰宅したとたんに、お腹すいた!とこどもに言われ、
食べ続けていたのは大人だけだったのだと、今更ながら気づく食べまくりの旧正月でした。
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by hanajoss | 2013-02-10 21:55 | 日記Rofit,Hiromi
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